黒ずみの対策には勇気も必要

若い頃のつけが回ったのだろう、半世紀も生きると顔にしみが目立ってきた。
出来てしまった黒ずみの対策も考えないといけないが、とりあえずこれ以上しみを増やさないことも大事だ。
黒ずみは紫外線を浴びるとできるらしい。対策を本気で考えようと思った。

とはいえ日焼け止めクリームはあまり好きではない。
今はサラサラタイプもあるようだが、肌に直接つけるのはオールインワン美容液だけでいい。
最近は黒ずみを消してくれるのもある。
また使い終わった後の分別ゴミを考えると憂鬱だ。
ゴミも出ず、一度買うだけですむ黒ずみ対策は日傘が最適だと思った。

しかし春先や夏場は良いが、秋や冬に日傘をさしている人はほとんど見ない。
というかまず見ない。
曇りの日でも紫外線は出ているというのに、どうして秋や冬には日傘を使わないのか、ずっと不思議だった。

春先でも日傘をさして会社に行ったら、若いお兄ちゃんからビックリされたことがある。
ウソかホントか知らないが、5月が一番紫外線が強いと聞いたこともあるのに、日傘は真夏にしかささないものと会社の若いお兄ちゃんは思ったそうだ。顔が黒ずみだらけになりますよ、と言ってあげたい。

秋や冬にも日傘をさしたいが、自分ひとりだけだと周りの目が気になるのも事実。
それなら帽子で代用をと思ったが、意外と顔をしっかり覆う帽子はないに等しい。
つばの大きな、しかも首の後ろまでを完全に覆う帽子はそもそも夏用だ。
秋や冬の帽子はオシャレ重視で、この時点で黒ずみ対策の域を出てしまっている。

秋や冬も外出の際には黒ずみ対策に日傘をさしたい。
しかし恥ずかしい。
顔のしみよりも、季節外れの日傘をさした自分が、人様にどう思われるかの方が気になるとは可笑しな話だ。
半世紀以上生きてきたのに、未だに心だけ乙女の恥じらいとはいかがなものか。
勇気、そう勇気を出せば冬だって日傘をさせるはずだ。
しかし…とにかく綺麗になるには勇気も必要だ。
ピュアメイジング